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小学生にタイピングの練習や学習は本当に必要? 今求められるICT基礎スキルと効果的な伸ばし方

投稿日:2025年11月17日

小学生の学習環境は、ここ数年で大きく変化しました。特にGIGAスクール構想により、一人一台端末が全国に整備され、授業の中でキーボード入力を行う場面が急増しています。その結果、「 小学生 タイピング 」という検索ワードの需要も大きく伸びています。
つまり、小学生のうちからタイピングの練習をさせるということについて、世の中の親御さんたちの関心も高まっているということですね。

今回の記事では、タイピングの練習や学習が小学生にとってなぜ重要なのか、どんな学習方法が効果的なのか、そして私たちBee Creative(ビークリエイティブ)の教育ではどのようにタイピングを扱っているのかを詳しく解説します。

小学生にタイピングが必要とされる背景

1. 学校現場でタイピングの機会が急増

GIGAスクール構想に端を発し、調べ学習、ドキュメント作成、プログラミングなど、授業の多くでキーボードの操作を前提として授業が進むようになりました。
入力速度の差は、授業中のアウトプット量に直結します。つまり、タイピングは現代の子どもたちにとって「できると便利」ではなく「できないと困る」基礎スキルになっています。
これは小学生だけではなく、中高生、あるいは社会人になっても求められる現代の基礎的なスキルとなっています。

2. 思考スピードとのギャップが学習効率を下げる

文章を入力するとき、子どもの思考スピードに手の動作が追いつかないと、表現が途切れたり、構成が乱れたりします。入力に集中しすぎて「あれ、なんて打とうとしていたんだっけ?」となってしまうということですね。
タイピングは、思考とアウトプットをつなぐ橋渡しのような役割を持つことから、学習全体の質にも影響していきます。

3. ICT教育や探究学習の普及でパソコンを使った文章作成量が増加

プレゼンの資料や学校のレポートなど、子どもがパソコンを使って文章を作成する機会は増えています。
そんな中でタイピングが苦手だと、本来の勉強に使う時間が変わってきてしまいます。
タイピングが得意な子とそうでない子で、勉強や宿題・課題の進みに差が出てくるということですね。

タイピングは「速さ」より「正確性」が重要

タイピングにおいては教育的な観点では、以下の2点が特に重視されます。

  • 入力の正確さ
  • 正しい入力の姿勢(ホームポジション)の習得

タイピング力を上達させるためには、入力ミスが多い状態や自己流の入力方法で練習を続けないことが重要。はじめのうちに非効率な癖をつけないように注意する必要があります。
まずは正しいフォームと正確に入力できる練習を優先し、速度の向上はその先のステップとして扱うことが効果的です。

小学生がタイピングを身につけるための3つのポイント

1. ホームポジションの早期習得

多く人がタイピングを始めるときに、最初は自己流でタイピングを始めます。
パソコンを初めて触ったときのことを思い出してみると、心当たりのある方も多いのではないでしょうか?
これは現代の小学生の子どもたちも同じです。
だからこそ、早期の段階で正しい指運びを身につけておくことで、その後の伸びが大きく変わります。

2. 短時間×高頻度の習慣化

タイピングは技能科目に近く、反復と継続が最も重要です。
1回30秒〜1分ほどの短い練習でも、毎日続けると習得効果は大きくなります。
パソコン教室に通っている人の中には、毎回の授業のはじめにをタイピング練習の時間をとって練習するようにしている方もいますね。これは習慣づけた練習が将来的に役立つという理由からなんです。

3. 意味のある文脈でタイピングを使う

タイピングの練習をするためのタイピングゲームもありますが、より効果的に上達させるためにはゲームだけでなく、

  • 日記を書いてみる
  • 小説や物語を書いてみる
  • 調べ学習のまとめを書く
  • 発表スライドを作る

など、自分の目的に沿った文章作成にも挑戦してみると、習得スピードが飛躍的に向上します。

タイピングと「非認知能力」の関係

タイピングが上達すると、以下のような変化が子どもに表れやすくなります。

  • 文章で表現できる量が増える(文章力の向上)
  • 自分の考えを伝えることに自信がつく
  • ICT学習への抵抗感が下がる
  • 挑戦意欲が高まる

これらはすべて非認知能力と呼ばれる領域と関係しています。

Bee Creativeでは、非認知能力の育成を重視しており、その詳細は下記の記事でも紹介しています。
▶ 「非認知能力」をテーマにした記事はこちら

Bee Creativeがに組み込まれたタイピングを伸ばす学習設計

私たちが提供している学習サービス「Bee Creative(ビークリエイティブ)」では、タイピングを単独の練習項目として扱うのではなく、表現力を支える基礎スキルとして体系的に取り入れています。

実際の作品づくりで「使う学習」

Bee Creativeの課題は制作によるアウトプットが主軸となっています。プレゼンテーションのスライドや資料づくり、文章の作成など、目的のあるアウトプットを通じてタイピングの上達に繋げる学習経験を提供しています。

タイピングが上達することで学びの経験が変わる

タイピングスキルの練習を通じて、子どもたちは以下のような学習効果を得やすくなります。

  • 授業中の資料作成スピードが向上
  • 文章を書く力が高まる
  • 探究学習のアウトプットの質が高まる
  • ICTを活用する授業でのストレスが減る

タイピングは「いつか必要なスキル」でなく、今すぐ小学生に必要な基礎力とも言えます。
タイピング力を高めるためにした努力が、結果的に勉強にも役立ってくるということですね。

Bee CreativeでICTスキル全体を伸ばす

Bee Creativeでは、ICTスキルを体系的に身につけられるカリキュラムを提供しています。

導入方法や使い方については、下記の記事で詳しくまとめています。(教育事業者向けの記事です)
▶ Bee Creativeはじめかたガイドはこちら

タイピングは小学生の学びの質を変える

ICT端末の普及により、タイピングスキルは小学生の学習を支える重要な基礎力となりました。
正しいフォームで入力できるようになると、入力がうまくできるようになります。そうすると授業が楽しくなり、パソコンを使った表現力が向上していく事にも繋がります、これは、非認知能力にも良い影響を与えます。

Bee Creativeでは、映像授業・課題プリント・作品づくりを組み合わせることで、タイピングを自然に身につけられる学習設計を構築しています。
子どものICTスキルを着実に伸ばしたいと考えている方は、ぜひお近くのBee Creativeを導入している教室に行ってみてくださいね。

この記事を書いた人

松永昴
松永昴Bee Creative事業責任者
ICT教育および教育コンテンツの企画制作に長年携わり、ITを使いこなす力の育成を軸に教材開発を行う。
現役のJAPAN MENSA会員でもあり、学生時代は米国カリフォルニア州の大学へ留学し映画学を専攻。第1回妙善寺映画祭審査員特別賞受賞。教育だけでなく本格的な映像制作・表現活動に取り組むクリエイターの側面も合わせ持つ。
現在は教育分野での知見とクリエイティブ領域での経験を掛け合わせ、創造力の育成をテーマにした学びに資する教材開発と普及に力を注いでいる。

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