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小学生が「伝えるのが苦手」な理由は?今日から伸ばせるプレゼン力の育て方を解説

投稿日:2025年11月25日

「説明すると長くなる」
「要点をまとめるのが難しい」
「人前で話すと緊張してしまう」

こうした悩みは、多くの保護者の方から寄せられます。
しかし実は、これらは苦手というより「まだ経験していないだけ」であることがほとんどです。

伝える力は、生まれつきの才能ではなく、積み重ねで育っていく力です。
今回の記事では、小学生にとってまとめて伝える。ということが難しい理由と、それを克服するためのステップについて紹介します。
あわせて、私たちBee Creative(ビークリエイティブ)のプレゼンテーションコースがどのように教育を提供しているのかについてもご紹介します。


小学生にとって「まとめて伝える」のが難しい理由

小学生が情報を整理して伝えることに戸惑うのは、個々の性格の問題ではありません。
主な理由は、「情報をまとめて話す機会が圧倒的に足りない」ためです。

今の学校では主体的な学びや、話し合いなどの活動が重視されていますが、授業の中だけで「どうまとめ、どう伝えるか」について、丁寧に学ぶ時間はどうしても限られてしまいます。
その結果、次のような状態になりがちです。

  • 調べた情報が頭の中で整理できない。まとまらない。
  • 話すことが思いつかない
  • 他の人に伝えるための『型』を知らないまま進めてしまう

つまり、苦手というより「経験の少なさ」が問題なのです。
経験が増えれば、どの子も大きく伸びます。


実はスキルより経験不足の方が原因

「説明が苦手」「文章がまとまらない」「発表が恥ずかしい」――。
こうした悩みの背景には、情報整理・構成・表現といった作業にまだ慣れていないことがあります。

小学生は、

  • 何を伝えるか選び
  • 伝える順番を考え
  • 実際に話してみる

という一連の流れに、まだ十分な経験を持っていません。
これは当然のことですが、逆にいえば成長余地が大きい年代でもあります。


「伝える力」を伸ばす3つのステップ

伝える力を育てるには、いくつかの順番があります。
この順番を守るかどうかで、伸び方は大きく変わります。

1. 情報を整理する(要点をつかむ力)

情報を伝える時には、まずは「何を言うか」を絞ることが大事です。
伝えたいことを大まかに3つのポイントにまとめておくだけでも、自然と話が整理されていきます。

2. 伝える順番をつくる(構成力)

「結論 → 理由 → 具体例」のように、伝わりやすい話の型というものは既に体系化されています。
これを知るだけで、プレゼンテーションの場でもグッと伝わりやすくなります。

3. 声に出して伝える(表現力)

最後に、実際に話す経験を積み重ねていきます。
声の大きさ、表情、話す速さなど、こうした実技的な部分は実践を通して磨かれていきます。


なぜ「伝える力」が子どものうちから重要なのか?教育理論から見えること

文部科学省が示す学習指導要領では、「自分の思考を客観的に捉える力(いわゆるメタ認知)」が、学びの土台となる力の一つとして挙げられています。

プレゼンテーションで取り組む「考えをまとめて伝える」といった活動は、まさにこのメタ認知を使う練習です。

  • 情報の中で何が大事なのかを選ぶ
  • 自分の考えの曖昧な部分に気付く
  • どう伝えれば相手に届くかを考える

こうした過程を通じて、思考力の土台を育てます。

また、文科省のICT活用に関する資料でも、調べたことを整理し、プレゼンテーションソフトで表現する学習は「説明力や構成力の育成に有効」であると示されています。
つまり、プレゼン練習は、思考整理・表現力・理解の深まりを同時に育てる、教育効果の高い学び方なのです。

文部科学省学習指導要領 教師向け参考資料(指導資料、学習評価など)「「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実 内、「4.教育課程の実施と学習評価」より
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/mext_01500.html?utm_source=chatgpt.com

プレゼン教育で得られるメリット

幼少期のうちからこうした伝える力が育つと、次のような良い効果があります。

  • 思考の整理が得意になり、他の学習学習全般に対しても良い影響が出る
  • 自分の意見を持つ練習になる
  • 自信を持って発表できるようになることで、自己肯定感が育ちやすい
  • 探究学習や自由研究に強くなる

発表と聞くとどうしても「恥ずかしいもの」というイメージを持ってしまいがちですが、実はそうではなく、成功体験を積みやすい活動でもあります。

Bee Creativeプレゼンテーションコースが役立つ理由

Bee Creativeのプレゼンテーションコースは、次の3ステップをそのまま教材に落とし込んだ設計になっています。

  • 映像授業で操作と考え方を学ぶ
  • プリント課題で手を動かしながらアウトプット
  • ミッション形式で段階的にレベルアップ

「要点の整理」「話す順番」「スライド作成」など、つまずきやすい部分を少しずつ克服できる設計となっています。
授業は生徒一人ひとりのペースで進められるため、取り組みやすい点も大きな特長です。

コースの具体的な内容は、こちらのページで詳しくご紹介しています。(こちらは教室関係者向けのページです)
Bee Creativeプレゼンテーションコース

学習の流れのイメージ

Bee Creativeのプレゼンテーションコースの授業は下記の流れで進んでいきます。

  1. 各トピックの映像教材で考え方や手順を理解する
  2. 理解した内容を課題プリントでアウトプットする
  3. 作ったスライドをもとに発表練習をする
  4. ミッションごとに小さな達成体験を積み重ねる

このサイクルによって、無理なく伝える力が伸びていきます。

家でもできる【1分プレゼン】の練習アイデア

最後に、家庭でも簡単に取り入れられるプレゼンの練習方法をご紹介します。

  • 今日の出来事を1分でまとめてもらう
  • 好きなものを理由付きで3つ紹介してもらう
  • 写真やイラストを見て「どこが良いか」まとめてもらう

それぞれの内容について1分で話してみる練習をしてみるだけでも、プレゼンで必要な伝える力が養われていきますよ。短い時間でも続けることで、大きな変化が生まれますので、試してみてくださいね。

伝える力は経験で必ず伸びる

冒頭にも書きましたが、小学生が伝えるのが苦手なのは、ほとんどの場合、ただ経験が少ないだけです。
丁寧にステップを踏んでいけば、誰でも伝える力を伸ばせます。

Bee Creativeのプレゼンテーションコースは、こうした力を段階的に育てるための設計がされています。
授業で表現活動を取り入れたい教室の先生に、ぜひ活用していただきたい教材です。

コースの詳細やカリキュラムについては、こちらからご覧いただけます。
Bee Creativeプレゼンテーションコース

この記事を書いた人

松永昴
松永昴Bee Creative事業責任者
ICT教育および教育コンテンツの企画制作に長年携わり、ITを使いこなす力の育成を軸に教材開発を行う。
現役のJAPAN MENSA会員でもあり、学生時代は米国カリフォルニア州の大学へ留学し映画学を専攻。第1回妙善寺映画祭審査員特別賞受賞。教育だけでなく本格的な映像制作・表現活動に取り組むクリエイターの側面も合わせ持つ。
現在は教育分野での知見とクリエイティブ領域での経験を掛け合わせ、創造力の育成をテーマにした学びに資する教材開発と普及に力を注いでいる。

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