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【子どもの学習】大学受験でも重視されてきている「学力の3要素」とBee Creativeが重なる理由

投稿日:2026年2月4日

教育の世界でよく耳にする言葉に「学力の3要素」というものがあります。

これは文部科学省がこれからの時代に必要としている3つの柱で、2007年の学校教育法の改正時に出てきたものです。
また、2021年の大学入試改革でも触れられており、そこで名前を知ったという方も多いのではないでしょうか。
この改革を機に、各大学がアドミッションポリシー(その大学における入学者受け入れの方針)にて、学力の3要素を評価する動きもみられるようになっています。

学力の3要素とは、次の3つの力をバランスよく育てていこうという考え方です。

  • 個別の知識・技能
    →何を知っているか、何ができるか
  • 思考力・判断力・表現力など
    →知っていること・できることをどう使うか
  • 主体性を持って多様な人々と協働しながら学習する態度
    →どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

参考リンク:文部科学省「新しい学習指導要領等が目指す姿」より

今回の記事では、なぜ「学力の3要素」が重視されているのかについて考えながら、小学生の子どもの教育にも必要とされている理由について書いていきたいと思います。

知識だけでは、対応できない時代になってきた

これまでの学習では、どれだけ多くの知識を覚えているかが評価される場面も少なくありませんでした。
分かりやすいのが学力テストなどでの評価ですね。

しかし、情報があふれ、答えがすぐに見つかる現代において、
もはや「情報を知っている」だけでは、十分とは言えなくなっています。

そこで現代、あるいは未来において必要とされているのが、

  • 得た知識をどう使うか
  • 状況に応じて考え、判断できるか
  • 自分の考えを言葉や形で表現できるか

このような、知識を学んだ上での使い方の部分が重視されるようになってきました。

こうした背景から、知識そのものよりも、
知識をどう扱うかに目が向けられるようになっていったというわけですね。

「学力の3要素」は結果だけではなく、プロセスも見ている

学力の3要素が大切にしているのは、テストの点数だけではありません。

どのように考え、
どのように取り組み、
どのように振り返っているか。

学習プロセス全体を通して、子どもがどんな力を身につけているのかを見る視点も重視されています。

最近、探究学習や制作活動、プレゼン発表の場などが重視されるようになっているのは、これらの活動が学力の3要素と相性が良いからなのです。

実は学力の3要素で挙げられてる3つの力は、「個別に一つずつ伸ばす」というやり方が難しいものです。

知識だけを伸ばす。思考力だけを伸ばす。主体性だけを伸ばす。というイメージではなく、
学習の流れを通じてそれぞれが相互作用的に伸びていく。というイメージを持つと良いかもしれません。

探究学習やプレゼンテーションの発表などが相性良いというのは、この学習の流れが自然に行われる活動だからです。

このような活動では、

  • 調べる(知識・技能)
  • 考える、選ぶ、組み立てる(思考力・判断力・表現力)
  • 自分で決める、他の人とコミュニケーションを取る(主体性)

これらの要素を活動の流れとして経験していきます。
ですので、結果として学力の3要素を育てるのに適しているとされて、注目されているというわけですね。

だからこそ、小学生の内の学びが重要になる

ここで大切になるのが、
「これらの力は、いつから育て始めるのがよいのか?」という視点です。

ここまでの話ですと、「大学受験期に必要だから、高校生になってからでいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

ここで忘れてはいけないのは、「大学受験で数学や英語などの受験勉強が必要なのは変わらない」ということです。
知識を身に付けることは今まで通り必要で、さらに非認知能力のような知識以外の面も気にする必要があるというわけですね。

【非認知能力についての詳細はこちらから】

学校の勉強と違い、思考力や主体性はある年齢になったら突然身につくものではありません。

日々の中で、

  • やってみる
  • 考える
  • 工夫する
  • 伝えてみる

こうした経験を重ねることで、
少しずつ育っていく力です。

日常の生活の中でも影響を受ける力でもあるので、人格形成期である小学生くらいには意識しておきたいところです。

そのため、小さい内からの学びの中で、
自然にこれらの要素に触れていくことが重要になります。

「使える、つくる、伝える」という学びの流れ

Bee Creativeでは、学習の流れを次の3つのステップで考えています。

使える、つくる、伝える。

まずは、パソコンなどの現代で必須となる道具や、道具に関する知識を使えるようになること。

次に、考えながら自分の手で作ること。

そして、なぜそうしたのか、何を伝えたいのかを考え、他者に伝えること。

この流れは、学力の3要素が大切にしている考え方と重なります。

Bee Creativeでは特別な訓練をするわけではありません、
パソコンとプリント教材を通じた自然な学びの中で、力が育つよう設計されています。

これからの学びに向けて

「学力の3要素」が重視されている背景には、
これからの時代を生きる子どもたちに、
より実践的・本質的な力を身につけてほしいという思いがあります。

Bee Creativeは、子どものうちからこうしたスキルを身に付けて欲しいという願いが込められた教材です。

これからも使い、作り、伝える経験を重ねることで、子どもたち一人ひとりが自分なりの学びを育てていける場を目指していければと思います。

この記事を書いた人

松永昴
松永昴Bee Creative事業責任者
ICT教育および教育コンテンツの企画制作に長年携わり、ITを使いこなす力の育成を軸に教材開発を行う。
現役のJAPAN MENSA会員でもあり、学生時代は米国カリフォルニア州の大学へ留学し映画学を専攻。第1回妙善寺映画祭審査員特別賞受賞。教育だけでなく本格的な映像制作・表現活動に取り組むクリエイターの側面も合わせ持つ。
現在は教育分野での知見とクリエイティブ領域での経験を掛け合わせ、創造力の育成をテーマにした学びに資する教材開発と普及に力を注いでいる。
ポートフォリオサイト(https://fori.io/subarumatsunaga)
note:Bee Creativeの中の人(https://note.com/beecreative)

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