現代の小学生に必要な力とは? 保護者アンケートから見えるこれからの教育
投稿日:2026年5月1日
これからの時代に、本当に必要な力とは何でしょうか。
これは子どもの習い事を考えるとき、多くの保護者が一度は悩むテーマではないでしょうか。
英語、プログラミング、スポーツ、音楽、学習塾など、子ども向けの習い事にはたくさんの選択肢があります。
選択肢が増えた一方で、何を基準に選べばよいのか分からないと感じる方も少なくありません。
結論から言えば、これからの時代に求められるのは、知識を覚える力だけではなく、自分で考え、形にし、人に伝える力です。
そして実は、この考え方は一部の特別な教育観ではなく、多くの保護者が同じように感じていることがアンケート結果からも見えてきます。
保護者の約7割が創造力の重要性を認識
子どもの創造力育成に関するアンケートでは、創造力を育むことが学業成績や将来の職業選択に影響を与えると認識しているかという質問に対して、次のような結果が出ています。

- 非常に認識している:20.9%
- 認識している:49.6%
- どちらとも言えない:18.7%
- あまり認識していない:7.9%
- 全く認識していない:3.0%
つまり、「非常に認識している」と「認識している」を合わせると、約70%の保護者が創造力の重要性を感じていることになります。
また、創造力を育成する教育への関心度についても、次のような結果が出ています。
- 非常に関心がある:25.7%
- 関心がある:51.5%
- どちらとも言えない:16.8%
- あまり関心がない:4.1%
- 関心がない:1.9%
こちらも、「非常に関心がある」と「関心がある」を合わせると、約77%の保護者が創造力を育てる教育に関心を持っていることが分かります。
この結果から見えてくるのは、これからの教育に対する保護者の価値観が少しずつ変化しているということです。
※本記事内のデータは、当社が実施した子どもの創造力育成に関するアンケートをもとにしています。
※調査名:子どもの創造力育成に関するアンケート 調査方法:インターネット調査 調査時期:2024年7月 対象:全国の30代から40代の小学生の子どもを持つ保護者 回答者数:369名
なぜ今、創造力が重視されているのか
では、なぜここまで創造力が注目されているのでしょうか。
背景にあるのは、社会の変化です。
AIやデジタル技術の発展により、知識を覚えるだけ、決められた作業を正確にこなすだけでは対応しにくい場面が増えています。
これからの社会で求められるのは、与えられた答えを出す力だけではありません。
- 自分で課題を見つける力
- 情報を整理して考える力
- 新しいアイデアを形にする力
- 自分の考えを相手に伝える力
こうした力が、学びの場でも将来の仕事でも重要になっていくと考えられます。
つまり、創造力とは単に絵が上手い、工作が得意という意味だけではありません。
自分で考え、工夫し、何かを生み出す力そのものを指しているのです。
保護者が関心を持っている創造力教育とは
アンケートでは、子どもの創造力を育成するために、どのような教育に興味があるか?という質問も行われています。
結果は次の通りです。
- 文章作成能力の向上:65.2%
- プレゼンテーションスキルの育成:54.7%
- 動画制作技術の習得:37.6%
- 2Dグラフィックスの習得:23.2%
- 3Dグラフィックスの習得:21.5%
- その他:3.3%
特に高い関心を集めているのは、文章作成能力とプレゼンテーションスキルです。
どちらにも共通しているのは、自分の考えを整理し、相手に伝える力であるという点です。
また、動画制作やグラフィック制作への関心も一定数あり、デジタルを使って表現する学びにも関心が広がっていることが分かります。
これからの小学生に必要なのはアウトプットの経験
創造力や表現力は、知識として教えられるだけで身につくものではありません。
大切なのは、実際に自分で作ってみる経験です。
これは例えば、次のような活動があります。
- 調べたことを文章にまとめる
- スライドを作って発表する
- 動画を編集して作品にする
- 自分のアイデアを形にして人に見せる
こうした活動の中で、子どもたちは自然と考える、試す、直す、伝えるというプロセスを経験します。
このプロセスこそが、これからの時代に必要な力を育てる土台になります。
知識を覚える学びから、使って表現する学びへ
これまでの学びでは、知識を覚えることや正しい答えを出すことが重視される場面が多くありました。
もちろん、基礎知識は今後も大切です。
しかし、それだけではなく、身につけた知識をどう使うか、自分の考えをどう表現するかも重要になっています。
小学生のうちからアウトプットの経験を積むことで、子どもたちは自分の考えを持ち、それを人に伝える力を少しずつ育てていくことができます。
これは学校の発表や探究学習だけでなく、将来の進路選択や仕事にもつながる力です。
Bee Creativeが大切にしていること
Bee Creativeでは、パソコンやデジタルツールを単なる操作のための道具とは考えていません。
大切にしているのは、使える、作る、伝える。という学びの流れです。

- パソコンを使えるようになる
- 自分の考えを作品として作る
- 作ったものを相手に伝える
この一連の経験を通して、子どもたちは創造力や表現力を育てていきます。
スキルはあくまで手段です。
本当に大切なのは、そのスキルを使って何を考え、何を作り、どう伝えるかです。
小学生の習い事選びで大切にしたい視点
習い事を選ぶとき、何ができるようになるのかという視点はとても大切です。
しかしこれからは、それに加えて、どんな力が育つのかという視点も重要になっていくのではないでしょうか。
創造力、表現力、考える力、伝える力。
こうした力は、テストの点数だけでは見えにくい一方で、子どもの将来を支える大切な力です。
子どもが自分で考え、形にし、人に伝える経験を積むこと。
それが、これからの時代に向けた学びのスタンダードになっていくのかもしれませんね。
この記事を書いた人

- Bee Creative事業責任者
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ICT教育および教育コンテンツの企画制作に長年携わり、ITを使いこなす力の育成を軸に教材開発を行う。
現役のJAPAN MENSA会員でもあり、学生時代は米国カリフォルニア州の大学へ留学し映画学を専攻。第1回妙善寺映画祭審査員特別賞受賞。教育だけでなく本格的な映像制作・表現活動に取り組むクリエイターの側面も合わせ持つ。
現在は教育分野での知見とクリエイティブ領域での経験を掛け合わせ、創造力の育成をテーマにした学びに資する教材開発と普及に力を注いでいる。
ポートフォリオサイト(https://fori.io/subarumatsunaga)
note:Bee Creativeの中の人(https://note.com/beecreative)

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