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小学生に動画編集を習わせる意味とは? 今注目される『表現する力』の教育

投稿日:2026年5月28日

最近、『小学生向けの動画編集教室』や『動画制作の習い事』を見かける機会が増えてきましたね。

YouTubeやTikTokなどのショート動画が当たり前になった今の時代。
子どもたちは、毎日のように動画に触れています。

その一方で、保護者の方の中には、「動画ばかり見ていて大丈夫かな…」「動画編集って遊びっぽくない?」「本当に将来につながるの?」と、少し心配に感じている方もいるのではないでしょうか。

ですが今、教育の世界では、『動画をただ見る』のではなく、『自分で作って表現する経験』に注目が集まっています。

動画編集の習い事は、単なるパソコンの操作に留まるものではありません。
構成を考えたり、相手に伝わる見せ方を工夫したり、自分のアイデアを形にしたりする作業でもあるんです。

今回の記事では、小学生の動画編集がなぜ今注目されているのか、そして動画編集を通してどんな力が育つのかについて、実際に映像制作の仕事をしてきた立場から書いてみたいと思います。

動画は『見るもの』から『表現するもの』へ

少し前まで、動画は『見るもの』というイメージが強かったと思います。

ですが今は、スマートフォンやパソコンが身近になり、子どもたち自身が動画を作れる時代になりました。

学校でも、探究学習の発表やスライドを使ったプレゼン調べ学習のまとめなど、『自分の考えを相手に伝える力』が求められる場面は確実に増えています。

ただ情報を知っているだけではなく、どう伝えれば相手に伝わるか。を考える力が重要になっているんですね。
動画編集は、その力を育てる学びのひとつだと思っています。


映像制作は『動画の知識だけ』では成り立たない

私自身、これまで映像クリエイターとして、映像制作や動画編集に関わる仕事をしてきました。

その中で強く感じてきたのは、『良い映像を作るには、映像以外の知識も必要になる』ということです。

たとえば映画やドラマのような物語性のある作品では、登場人物の職業についての知識や、時代背景、文化への理解など、幅広い知識が求められます。
ただ編集ソフトを操作できるだけでは、『もっと良い映像にするための提案』が難しくなる場面も少なくありません。

映像制作では、相手にどう伝えるか、どんな雰囲気を作るか、何を感じてもらいたいか、そういったことを考えながら制作を行います。
つまり、動画作りというのは『学んだことをどう活かすか』がとても重要な世界なんです。

私は、創造力を『学んだことをいかして物を作り出すこと』と考えています。
動画制作は複数の知識や経験を組み合わせながら、自分なりの表現を形にしていくような活動といったイメージですね。

小学生の動画編集で育つ力とは?

動画編集というと、『映像を切ってつなげる』『アニメーションを作る』といったイメージが強いかもしれません。
もちろん、そうした編集技術も重要です。
しかし、本当に大切なのは、その前後にある『考える工程』です。

Bee Creative「動画クリエイターコース」授業映像より抜粋

どんな順番で見せる?
どんな音楽なら雰囲気が伝わる?
どの場面を長く見せる?
どうすれば相手が楽しめる?

このようなことを考えながら動画を作っていくと、相手のことを想像しながら自分の考えを整理し、動画という形にしていくようになっていきます。

動画制作を通して、子どもたちは構成力や表現力、情報を整理する力、試行錯誤しながら粘り強く取り組む力などを、自然と身につけていきます。
特に、小学生のうちから自分で考えて作る経験ができることには、動画作りを学ぶことへの大きな意味があると感じています。

近年では、AIを活用した動画制作も急速に広がっています。
実際に映像制作の現場でも、AIの力を活かす場面は増えてきました。

AIは、既存のアイデアを模倣したり、大量の情報を整理したりすることに優れています。
なんなら人間の作業を上回る場面も増えてきています。たとえば動画制作でいうなら、動画の自動生成や字幕の自動挿入といったことも、ある程度AIが担える時代になってきました。

ただ、映像制作の現場では、カメラマンや役者、制作スタッフなど、多くの人が関わりながら作品を作っています。
相手の意図を理解すること、コミュニケーションを取ること、場の空気感を共有することなど、非認知能力を求められることも多くあります。

また、動画を見る人の好みや感じ方も人それぞれ違います。
『何を伝えたいのか』『どんな表現をしたいのか』という部分には、その人らしさが自然と表れるものですし、それが価値になってきています。

AIが登場してきているからこそ、これからの時代『自分なりに考え、表現する経験』はますます価値を持つようになると感じています。

動画作りには『壁』がある。だからこそ成長できる

動画作りの最初の壁は、ソフトの操作習得です。
細かなボタン操作だけでなく、タイミングやサイズ調整など、数学的な感覚が必要になる場面もあります。

私自身、初めて動画制作をしたときは、『今、何が起きているのか分からないまま作業していた』こともありました。子どもたちも、動画作りの中でそうした壁にぶつかることがあります。

それでも乗り越えられるのは、そこに『楽しい!』と感じる気持ちがあるからだと思います。壁があるからこそ、それを乗り越えたときの達成感も大きくなる。

そして、完成した動画を誰かに見てもらい、「すごい!」「面白いね!」と言ってもらえたときの嬉しさは、何にも代えがたいものがあります。『自分が作ったもので誰かが喜んでくれる』という経験は、子どもたちにとって大きな自信につながります。


『動画編集=YouTube』だけではありません

動画編集というと、YouTubeをイメージする方も多いと思います。もちろん、それも動画制作のひとつの形です。

ですが実際には、世の中には動画や映像のスキルが求められる場面がたくさんあります。街中のデジタルサイネージ、企業の紹介動画、イベントのオープニングムービー、音楽ライブの背景映像、結婚式のプロフィールムービーなど、私たちの身近なところでも、動画は数多く使われています。

動画作りのスキルは、『自分のためだけ』ではなく、『誰かの想いを形にする仕事』としても求められています。

その本質は、動画を通してメッセージを伝えることにあります。
どんな動画にも作り手の意図があり、見る人のことを考え、依頼してくれた人の想いを考えながら制作をする。
動画制作とは、単なる作業ではなく、相手に伝えるための表現なんです。

『作る経験』が、子どもの未来につながる

動画作りでは、考えること、組み立てること、工夫すること、伝えること、そういったさまざまな力を自然に組み合わせながら取り組むことになります。
そして何より、『自分のアイデアを形にできる楽しさ』があります。

これからの時代、動画や映像を使って伝える力は、ますます重要になっていくでしょう。
小学生のうちからこうしたものを作る経験には、大きな意味があると思っています。

デジタルクリエイティブスクールのBee Creative(ビークリエイティブ)では、『使える、つくる、伝える。』をテーマに、小学生向けの『動画クリエイターコース』を展開しています。
動画編集の技術だけではなく、企画力・表現力・発信力を育てることを目指し、子どもたちが『自分の考えを形にする楽しさ』を感じられる授業づくりを行っています。

動画編集を学ぶ目的は、YouTuberになることではなく、自分の考えを相手に伝える方法を増やすことです。
だからこそ、Bee Creativeでは、企画する、作る、見直す、伝えるというプロセスを大切にしています。
また、授業では著作権や個人情報、撮影マナーなども含めて、安全に表現する力を育てていくことで、動画作りに伴うリテラシー教育も実施しています。


実際の授業イメージやコース内容については、こちらからご覧いただけます。

▼ Bee Creative 動画クリエイターコースについて 

https://beecreative.jp/cs/course/video-creator.php

▼ 授業サンプル動画(YouTube) 

また、Bee Creativeのサイトでは、サービスの特徴や学習内容、現在導入されている教室一覧などもご確認いただけます。

▼ Bee Creative 公式サイト 
https://beecreative.jp/cs/index.php

お子さまの新しい学びの選択肢として、『表現する力』を育てる教育に興味が出てきましたら、ぜひ一度のぞいてみてくださいね。

この記事を書いた人

松永昴
松永昴Bee Creative事業責任者
ICT教育および教育コンテンツの企画制作に長年携わり、ITを使いこなす力の育成を軸に教材開発を行う。
現役のJAPAN MENSA会員でもあり、学生時代は米国カリフォルニア州の大学へ留学し映画学を専攻。第1回妙善寺映画祭審査員特別賞受賞。教育だけでなく本格的な映像制作・表現活動に取り組むクリエイターの側面も合わせ持つ。
現在は教育分野での知見とクリエイティブ領域での経験を掛け合わせ、創造力の育成をテーマにした学びに資する教材開発と普及に力を注いでいる。
ポートフォリオサイト(https://fori.io/subarumatsunaga)
note:Bee Creativeの中の人(https://note.com/beecreative)

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